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新電力の料金が大幅に高騰!

5年前に電力供給が全面的に自由化された。

いわゆる「新電力」と呼ばれるものである。

自由化された当初から最近まで、新電力会社=小売電気事業者の販売攻勢は凄いものである。

今までの関西電力や東京電力などとは別の新規の新電力会社である。

今日のニュースでこんな書き込みがあった。

「新電力と契約している私の家の電気料金が10倍の8万円になった!ギャー」

大変お気の毒な事である。

これは「買電=一般」の一般家庭であるので、売電のために屋根に太陽光発電をしている家庭には当たらない。

この新電力を販売する会社は既に「700社」も存在しているらしい。

そのほとんど全て会社の発電方法は「火力発電」であり、それが急な寒波によって需要が一気に高まり、また石油由来のLNG, LPGなどが世界的に不足してきたのが主な原因である。

もともと、これらの「新電力会社は発電設備を持たない」のが普通であり、「既存の大手電力会社から買って小売りをする」のが普通の流れである。

中にはバイオマス燃料を使って発電する会社もあるが、いづれにしても各新電力会社の懐事情は厳しい。
初期投資が莫大になるからだ。

彼ら自身で新規に発電所を作って一から発電→買電するにはリスクが大き過ぎるのである。

日本政府がこの様な方針を打ち出したので新電力会社がおびただしい数が生まれたのは「売れれば儲かる」と言う単純な発想でしかないと思う。

これらの売り上げに相当する販売価格は一定の枠で基準があるが「市場連動型」は発電コストが上がると当然販売価格も上がる様な体系である。

もちろん自前の発電装置が無くても、大手電力会社から仕入れる価格が上がれば、やはり新電力会社も上げざるを得ない。

数年前に私のところへ東京のある大手の製造会社の新規事業室長の肩書を持った偉いさんが、私にバイオマスエネルギーの相談のために神戸に来た。

その時、私がバイオマス燃料を仕入れるベトナムのメーカーを持っていたからである。

私はその時その室長にこう言った。

「新電力ビジネスは御社の本業を圧迫する可能性があるので、このビジネスは絶対に止めなさい。そのまま御社の社長に伝えて下さい。万一の時は本業も潰れますよ」。

と、この様にアドバイスしたことがあった。

幸い、後から調べると彼は賢明であったらしく、その会社はこの新電力事業には参入していない様であった。

この様に、発電は重要な生活インフラであり、それも国民には必ず必要な電気なので、政府が少し甘い言葉をかけると民間の会社があっと言う間に群れた訳だ。

しかし一般庶民も同様である。

新電電が物凄い宣伝でアプローチしてくると「お得感」が出て契約して、後から後悔する。
これは最近の携帯電話市場のシステムと似ている。

私は、これに限らず「政府絡みの新しいもの、サービスには慎重でならなければならない」と常々考えている。

政府や行政の方針は問題が出ると直ぐに変わる可能性が高いからである。

新しいものは3~4年様子を見てからスタートしても遅くはない。

私はWindows10でさえも、発売から3年目に自分でPCへインストールしてWindows7から入れ替えた。
それまでどんな不具合が多いかと調べていたのだ。

この様に私は過去の経験で「新しいものには直ぐには飛びつかない」。

特に「政府絡みは常に慎重でなければならない」と思っている。

個人と業者間の契約があっても無くても同じだ「政府が法律を2~3変えれば全てがひっくり返る」のである。




プロフィール

新 一生 (あたらし かずお)

管理者:新 一生 (あたらし かずお)
10数年前の現役の時、千数百回「団塊オヤジのひとりごと」と言うブログを書いて更新していました。
その時は現役だったので時間が取れず書くことを断念しました。
しかし、いま古希を過ぎて現役を引退し、日々世間を改めて見直すと、いろいろな事が見えて来る様になってきました。
今後は日々、気になったことを最近の話題を中心に徒然に書く予定です。

文殊の知恵

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